2008-08-29

世界一のっぽビル

中国上海で森ビルが建設していた101階建ての超高層ビル『上海環球金融中心(SWFC:上海ワールド・ファイナンシャル・センター)』が完成し、内部が公開された。
アンテナなどを含めない軒高は492メートルで、台湾の『台北101』を抜いて世界一の高さのビルだ。
通称『上海ヒルズ』だ。

上海ヒルズは、1997年に着工したがアジア通貨危機で中断。景気が戻った2003年に再開された。
浦東区は柔らかい地盤のため、コンクリート杭を2271本も突き刺し、さらに巨大な耐圧板を敷いて安定を確保している。
コンクリート量20万平方メートル、鋼鉄総溶接距離約20万キロ、ビルを覆う複層ガラス総面積9万4000平方メートルとすべてが記録尽くめだ。
そんなこんなで総工費は、約1250億円と驚きだ。