2008-06-03

スカイマーク

規制緩和によって新規参入した航空会社、スカイマークがパイロット不足を理由に大量欠航に追い込まれた。

既得企業に低料金で対抗するには、あまりにもリスクが大きかった。

格安料金の裏では、飛行の要であるパイロットさえも最小限に抑えてコスト削減を図っていたのだ。
ボーイング737型機の機長は24人。今回、そのうちの2人が退職したため、6月中に運航を予定していた便の168便を欠航する。
影響人員は8000人を超える。


スカイマークは、3期ぶりに黒字に転換し、格安路線は支持を集めていたが、格安を追求し過ぎて、パイロット退職への備えは不十分だった。
安全を最優先しなければならない航空業界で、パイロット不足は致命的だ。

乗客の信頼を裏切る行為が続けば、乗客離れが進み経営が急降下する懸念も出てくると思う。