2008-04-10

死刑執行

今日、鳩山法務大臣が死刑執行書にサインをして4人の死刑が執行された。
マスコミでは、鳩山大臣が就任してからの死刑執行は10人に達し、歴代最多に並んだと報じている。
『死刑の自動化』として賛否両論あるが、ボクは死刑執行手続きに関していえば、すばらしい大臣だと思う。

なぜなら、刑事訴訟法は、死刑判決の確定から6ヶ月以内に執行しなければならないと規定しているからである。
そう考えると、法に従って職務を全うしているだけである。
大臣によっては、在任中に1人も執行しないで法務省を去る人間もいる。
確かに、人の命を危めることはやりにくいことである。
しかし、それを職務として実行するのが、法務大臣の勤めである。

現在、裁判所が死刑判決を下し、未執行の死刑確定者は、104人いる。
また、刑の確定から執行までの期間は平均で7年以上だという。


今回の報道が死刑執行に関して考えさせられる善い機会だった。